コーヒー好きのみなさん、こんにちは!
突然ですが
コーヒーに興味を持ったものの種類なんてわからないと悩んでいませんか?
実は、私がコーヒーを趣味にし始めた頃は、豆の種類なんて意識せずに直感で購入した豆を飲んでいました 笑
当時は豆の違いなんてわかる気がしないし、普通よりなんとなく美味しいコーヒーが飲めればそれで良かったからです
しかし、様々なコーヒーを飲み続け、焙煎までするようになった現在
最初から種類を意識していればもっと早くコーヒーの楽しさに気付けただろうな・・・
と後悔しています
より多くの人がコーヒーの楽しさに気づいてくれたら嬉しいなと本気で思っているので
今回はコーヒー豆に興味を持つきっかけとなったコーヒーの2大品種について解説していきます
アラビカ種とロブスタ種
ざっくり言うと、コーヒー豆はアラビカ種とロブスタ種の2種類に大別されます。
スーパーで手軽に買えるコーヒーなんかも、実はこの2つの種類をブレンドして作られていることが多いんです
コーヒー初心者さんにもわかりやすく、アラビカ種とロブスタ種の違いを解説していきます
ロブスタ種は、元々カネフォラ種から派生した品種の一つですが、現在はロブスタ種が主流となっているためロブスタ種と表記しています
アラビカ種
まずはコーヒーの王様との異名を持つアラビカ種について解説します
特徴をご覧下さい
- 世界で最も栽培されている品種で、コーヒー全体の約60%を占めている
- 派生した品種によって様々な風味があり、ロブスタ種と比較するとフルーティーな酸味や華やかな香りが特徴的
- 高地で栽培されることが多く、病害虫に弱い
ざっくりこんなところです
アラビカ種はエチオピアという国が発祥の地と言われています
人の手によって様々な国を渡っていく中で、突然変異したり品種改良されたりして細かく品種が分かれていきました
そのため、一言にアラビカ種と言っても、香りや酸味・甘味・苦味のバランスが異なります
香りで例えるなら、
- チョコレートやカカオのような香り
- ナッツのような香り
- 特徴的なものになれば、柑橘・トマト・カシスのような香り
のものまであります
味わいに関しても
- 軽いあっさりとした飲み心地で、ベリーや柑橘を思わせる酸味を持つもの
- どっしりと重厚感のある飲み心地で、苦味がしっかりとあるもの
- フルーティで香味由来の甘さを感じるもの
といったように様々なキャラクターを見せてくれます
そんな香り高さや味が特徴的なアラビカ種ですが、
ロブスタ種と比較すると病害虫に弱いため、気候変動や病気の影響を受けると収量が安定しないという特徴もあります
ただ、病害虫に弱いという欠点を考慮してもアラビカ種は絶大な人気を誇るため、現在のコーヒー流通量の60%がアラビカ種といわれています
味や香りが魅力的なので、ハンドドリップで楽しむのに向いています!
ロブスタ種
続いてロブスタ種の説明をしていきます
- アラビカ種に比べて病害虫に強く、高温多湿な地域でも栽培できる
- カフェイン含有量が多く、苦味も強い
- アラビカ種より風味が劣ると表現されることが多い
コンゴ原産のカネフォラ種というコーヒーの品種があるのですが、そのカネフォラ種の変種がロブスタ種です
ロブスタとはラテン語で「強い」「強靭」という意味を持つ言葉で、ロブスタ種の最大の特徴は名前の通りその強さにあります
アラビカ種に壊滅的なダメージを与えたサビ病と言う病気があるのですが、ロブスタ種はサビ病すらへっちゃらでノーダメージでした 笑
また、低地での栽培に適しており栽培しやすいと言うメリットも備わっているため
アラビカ種と比較すると病害虫の被害を受けにくく、栽培が容易な品種といえます
ここまで聞くとロブスタ種だけ栽培すればいいじゃんと思ってしまいますよね?
実は香りや味が独特という特徴があります
香りに関しては
- アラビカ種に比べて香りは控えめ
- 麦茶の香り
- 穀物のような香り
という印象で、単体で嗅ぐとコーヒーとは感じられないこともあります
ロブスタを焙煎していたら、家族から麦茶を煎っているのかと聞かれたことがあるくらい麦茶の香りに似ています 笑
味に関しては
- しっかりとしたコク
- しっかりとした苦味
- 気持ち程度の酸味
といったメリハリのある苦味やコクを感じる一方で酸味はあまりありません
病害虫に強く香りが独特なロブスタ種ですが、アラビカ種と比較するとどうしても香りや味が劣ると言われてしまいます
ただ、その栽培のしやすさや収量の安定性には目を見張るものがあります
収量が安定していることでもちろん価格も抑えられますし、苦味を生かしたブレンドにすることもできます
また、エスプレッソのクレマ(泡のこと)が作られやすくなるため、エスプレッソにはロブスタ種が混ぜてあることも多いです
ブレンドに使われることが多い、影の立役者ですね!
アラビカ種とロブスタ種、どっちを選べばいいの?
初めてコーヒー豆を購入される方から
アラビカ種とロブスタ種、どっちを選べばいいの?
アラビカ種を飲みたいのにどうやって見分ければいいの?
といった質問をいただきます
この問いの答えでもあるのですが、日本でハンドドリップ用に売られている豆は大抵アラビカ種です
むしろロブスタ種単体で見かけることは少なく、どのようなタイミングで使用されるかというと、缶コーヒーやインスタントコーヒー等の大量生産されるコーヒーで使用されていることが多いです
ちなみに、ベトナムではフィンという器具でロブスタ種をドリップすることが多いです! 練乳たっぷり入れて飲むと美味いらしいですよ!
もし、アラビカ種とロブスタ種を選べるお店があるとしたら
- アラビカ種は、ハンドドリップでストレートにコーヒーを楽しみたい方
- ロブスタ種は、ブレンドにしてコクを楽しみたい、エスプレッソの豆に混ぜてクレマ(泡)を楽しみたい方
という感じで、目的別に分けると選びやすいかなと思います
実際に飲んでみよう!
コーヒーの品種による違いを理解するためには、言葉で説明するよりも実際に飲んでみるのが一番です
コーヒー専門店やスーパーで、色々な種類のコーヒー豆を試してみて、あなたのお気に入りの味を見つけてくださいね
缶コーヒーにはロブスタ種が使われていることが多いので、香りの違いを意識するだけでも楽しくなってきますよ!
まとめ
今回は、コーヒー豆の種類について、アラビカ種とロブスタ種の違いを解説しました
- アラビカ種は病害虫に弱いが、香り高く、苦味・酸味・甘味のバランスを楽しめる
- ロブスタ種は病害虫に強いが、香りが弱く苦味が強いため味では劣ると評価されやすい
この違いを押さえておけば大体OKです!
コーヒーは、知れば知るほど味の解像度が上がり、より美味しく感じる不思議な飲み物だと思います 笑
この記事がきっかけで興味を持てたなら、その調子でどんどん調べてコーヒー沼にハマってみてください
このブログでは、コーヒーの淹れ方や豆の選び方など、初心者さん向けの情報もたくさん紹介していく予定です
ぜひ他の記事も読んで、一緒に美味しいコーヒーライフを送りましょう!
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