コーヒーラヴァーの皆さんこんにちは!
突然ですが、コーヒーにハマり始めた時のことを覚えていますか?
経験が浅い内は
- あまり美味しく淹れられなかったり
- 淹れ方がこれであっているのかも分からない
皆さんもそんなコーヒーよりも苦い経験をしているのではないでしょうか?
コーヒーの香りや味を楽しむためには、ある程度の慣れやコツがいると思います
しかし、慣れるまでに

コーヒーって難しいな・・・



自分には合わないかも・・・
とコーヒーから離れてしまうのは非常にもったいないと思います
そこで、今回は誰でも美味しくコーヒーを淹れられる方法をご紹介します
豆の選び方
まずは一番重要な要素である『豆』を選びましょう!
最初にお伝えしておきますが
豆が美味しくなければどんなに頑張っても美味しいコーヒーにはなりません



マジか!?早速プレッシャー感じるんですけど〜



もうパワハラだよね〜



ポイントを抑えれば失敗しないから安心してね!
焙煎日がわかる豆を買う
粉や豆を買う時に注意してほしいポイントが一つあります
それは、焙煎日がわかる豆を買うということです
スーパーで売られている豆を否定するわけではないのですが、市販の豆には焙煎日が書かれていないことが多いです
その点、コーヒー屋に行けばしっかりと焙煎日が記入されているので、焙煎日の分かる豆を選びましょう
選ぶ際のポイントはたった一つ
焙煎日が1週間以内のものを選ぶ
これだけです



焙煎日にこだわると何が変わるのさ?



時間が経ちすぎて香りが弱くなっている豆を避けられるようになるよ!
コーヒー豆は焙煎から時間が経つにつれて香りが変化します
これをエイジングと言います
0〜7日:日毎に香りが変化し、どんどん強くなる
1〜2週間:変化が緩やかになり、香りの強さはピークを迎える
2週間〜1ヶ月:香りは安定し、香りの強さが穏やかになる
1〜2ヶ月:香りが落ち着き、人によっては物足りなさを感じることもある
エイジングは人によって好みがわかれます
1〜2週頃の爆発的な香りを好む人
1ヶ月過ぎた頃の穏やかな香りを好む人
人それぞれです



私は1〜2週目の爆発的な香りが好きです!
焙煎日から1週間以内の豆を推奨している理由ですが
これは自分の好みに合ったエイジング期間を皆さんに見つけて欲しいからです
1週間以内のものを購入すれば
まだ早いな・・・
香りが爆発してる!!
もうピークは過ぎたな、次はもう少し早く飲み切ろう
など、経時的に自分の好みを探すことができるので
美味しいと感じるだけでなく、コーヒーが変化していく面白さも体験することができます



エイジングの期間でも香りが変わるんだな



僕も自分好みのエイジング期間を探してみるよ!
これは余談ですが
チェーン展開しているコーヒーショップが地元にオープンした時、店員さんに焙煎日を尋ねたところ
「言っていいか分からないけど、6ヶ月前の日付が書かれてます!」
と衝撃的な回答が飛んできたことがあります
皆さんもお気をつけください 笑
コーヒーの淹れ方
続いて、コーヒーの淹れ方をご紹介します!
と言いたいところですが、より美味しいコーヒーのためにまずはこだわりたいポイントをご紹介します
挽きたてのコーヒー粉を使う
美味しいコーヒーを飲みたいならこれは欠かせません
豆は挽いた瞬間が香りのピークです
実はコーヒー豆の香り成分は揮発性なので、時間が経てば経つほど香りが飛んでいきます
一度香りが飛んだら元には戻せませんし、粉にしてから香りが飛ぶのを防ぐこともできません
- 豆は挽いた瞬間が香りのピーク
- 香り成分は揮発性なので、時間が経てば経つほど飛んでいく
- 一度香りが飛んだら元には戻らない
さらに、コーヒー豆を挽いた時の香りも楽しめるので
オススメはコーヒーを豆で買い、淹れる直前で豆を挽いて使うことです



おい!コーヒーミルを持ってなかったらどうしたらいいんだよ!



コーヒーミルを買うか迷ってる人もいるよね・・・



簡単な方法があるから大丈夫だよ!
もし、
コーヒーミルを持っていない
コーヒーミルを買うか迷っている
そんな時は挽きたての粉を買いましょう



挽きたて?スーパーで売ってるやつじゃダメなのか?



いつ挽いたものかが分からないから、豆を売っているお店で購入時に挽いてもらうのがベストだね!!



なるほど、それなら確実だね!
コーヒー屋さんでは、購入した豆をその場で粉にしてくれるお店が多いです
美味しいコーヒーが飲みたいけれど、コーヒーミルを持っていない・・・
そんな時は店舗で粉にしてもらいましょう!
浸漬式で淹れる
挽きたてのコーヒー粉が準備できたら、早速淹れていきましょう!!



でもなぁ、美味しく淹れられるか心配なんだよな〜



そうそう、この前も失敗したし・・・



大丈夫だよ!絶対失敗しない方法を教えるからさ!
絶対に失敗しない淹れ方、それは浸漬式にすることです
コーヒー粉をお湯に浸けて抽出する方法のこと
コーヒー粉にお湯をかけて抽出する方法を透過式
コーヒー粉をお湯に浸けて抽出する方法を浸漬式
と言います
それぞれに特徴があるのですが、簡単にまとめるとこんな感じです
透過式:お湯を注ぐ量やタイミングで味が変わるため難易度が高い=味をコントロールできる
浸漬式:お湯に浸けるだけなので難易度が低い=安定して抽出できる



へ〜、簡単に美味しく抽出できるなら浸漬式一択だな!



でも見た目もかっこよく抽出したいんだよな〜
ドリッパーとか使ってオシャレにさ!



しょうがないな〜
かっこよく抽出できて汎用性も抜群なこれを紹介しよう!





これはHARIOの「浸漬式ドリッパー スイッチ」という商品で、
通称『HARIO Switch』だよ!!
この商品はスイッチ操作1つでお湯をドリッパー内に溜めておける優れものです
早速淹れ方をみてきましょう!
公式のマニュアルでは
- スイッチを上げた状態(close)にして、お湯が抜けないようにする
- 中細挽きの豆20gに対して、240mlのお湯を投入
- 2分程度浸漬する(撹拌するとコクが増す)
- スイッチを下ろした状態(Open)にして、ドリップ完了
※ 浸漬する時間や撹拌の回数などで、お好みの味を見つけてみましょう!
というレシピが公開されています



お湯を入れてスイッチを押すだけ・・・



これなら簡単だし、オシャレにドリップしてるみたいでテンション上がるね!!



個人的には浸漬時間2分だと物足りない気がしたので、好みに合わせて時間を調整してみよう!!
浸漬式のコーヒー器具には、フレンチプレスやクレバードリッパーといったアイテムもあるのですが
HARIO Switchには他の商品にはない画期的な特徴があります
それは、透過式にも切り替えられるということです



HARIO Switch、恐ろしい子・・・!!
スイッチを押したまま(Open)の状態でドリップしても透過式として使用できますが
ノーマルのHARIO V60と比べるとスイッチの機構が邪魔をして抽出速度が遅くなってしまいます
なので、透過式として使用する場合はシリコンパーツから取り外して使用しましょう


一旦外して、台座に乗せる!!


こうすることでHARIO V60として使用することができます
台座を準備する必要はありますが、それだけで浸漬式と透過式を気分で使い分けることができて便利です



さすがに便利すぎるよ〜



実はもう一つすごい特徴があって・・・



まだあるのか!?



浸漬式と透過式のハイブリッド抽出が可能なんだよ!!
豆:細挽き 20g 湯温:90℃
- HARIO Switchにフィルターをセット、湯通し(リンス)したらサーバー内のお湯は捨てる
- コーヒー粉20gを投入
- 1投目:スイッチを下げた(Open)状態でお湯を60g入れる
- 30秒蒸らす
- 2投目:お湯を60g入れる
- お湯に水を入れて湯温を70℃に調整する
- 1分15秒で3投目:スイッチを上げた(close)状態でお湯を160g入れる
- 30秒待つ
- 1分45秒になったらスイッチを下げて落とし切る
このレシピは抽出効率の高い透過式で2投目までお湯を注ぎ、3投目では抽出効率の低い浸漬式で抽出をしています
コーヒーはお湯に触れる時間によって、酸味→甘味→苦味→エグ味の順に抽出されやすいという特徴があります
粕谷さんのレシピは
序盤は抽出効率の高い透過式でしっかりと酸味や甘味を抽出して
後半は抽出効率の低い浸漬式でエグ味や雑味を抑えているんだろうなと感じました



まさにHARIO Switchならではのレシピだね!
他にも
浸漬式で満遍なく蒸らしてから透過式に切り替える 等
様々なレシピがネット上には転がっているのでレシピによる味の違いを楽しんでみましょう
美味しいコーヒーにするための注意点
美味しいコーヒーにするためには、レシピに沿って抽出することが一番手っ取り早いです
ですが、自分なりにアレンジする楽しさも知ってもらいたいのでここでは注意点をお伝えしておきたいと思います
コーヒー豆の挽き目
コーヒーの味に大きな影響を与えるのがコーヒー粉の細かさ、つまり「挽き目」です
挽き目が粗すぎたり細かすぎたりすると、抽出がうまくいかず味がぼやけてしまうこともあります
一般的な挽き目の目安は以下の通りです
- ペーパードリップ: 中挽き
- フレンチプレス: 粗挽き
- エスプレッソ: 極細挽き
コーヒー豆は淹れる直前に挽くのが理想ですが
用途に合わせた挽き目が分からない
コーヒーミルを持っていない
そんな時は、購入時に用途に適した挽き目で粉にしてもらいましょう!
コーヒー粉とお湯の比率
コーヒー粉とお湯の比率のことをブリューレシオと言います
コーヒーの味が薄くなったり濃くなりすぎたりしないためには、この比率を遵守することが大切です
基本的な比率としては、コーヒー1gに対して水15〜18ml(15〜18倍)の割合が目安です
基本的な比率:コーヒー1gに対して湯15〜18mlの割合が目安(1:15〜18)
計 算 式 :お湯の量 ÷ 倍率 = 豆の量
例えば、1杯分(約150ml)のコーヒーを淹れる場合、コーヒー豆は8.3〜10gが理想的です
[1:18の場合] 150ml ÷ 18倍 = 約8.3g
[1:15の場合] 150mi ÷ 15倍 = 10g



私は濃いめが好きで、計算もしやすいので1:15の比率にしています 笑
濃いめが好きだったり、薄めが好きだったりと好みは人それぞれです
お湯と豆の量を調整して好みのブリューレシオを見つけてみましょう!
お湯の温度
お湯の温度もコーヒーの味に大きな影響を与えます
お湯が熱すぎるとコーヒーが苦くなり、逆に冷たいと風味が引き出されません
湯温が高すぎる場合:コーヒーが苦くなり、イガイガした感覚が残る
湯温が低すぎる場合:風味が引き出されず物足りない印象になる
最終的には好みの湯温を探す必要はありますが、1つの基準として焙煎度ごとの温度を載せておきます
浅煎りの場合:90〜96℃
中煎りの場合:86〜92℃
深煎りの場合:83〜90℃



温度計のない方はお湯を沸騰させた後に1分冷ますと90℃くらいになるので、ちょうど良い温度になりますよ!!
ここで掲載している湯温はあくまで一例です
温度による違いを楽しみながら、自分の好みを探してみましょう!!
抽出時間
コーヒーの抽出時間も重要なポイントです
短すぎるとコーヒーが薄くなり、長すぎると苦味が強くなってしまいます
抽出時間が長すぎる場合:コーヒーが苦く、渋くなる
抽出時間が短すぎる場合:味が薄くなりやすい
抽出方法や器具によっても抽出時間の目安は異なります
透過式と浸漬式に大別すると
透過式: 2〜3分程度
浸漬式: 3〜4分程度
こんな感じです



抽出時間を計ると、安定した美味しいコーヒーが淹れられるのでオススメです
まとめ
今回は初心者でも美味しいコーヒーを淹れる方法をまとめてみました



ボリュームのある記事になってしまったので、要点だけおさらいしておきましょう!
- 焙煎から1週間以内の豆を選ぶ
- コーヒー豆は挽きたてのものを使う
- 浸漬式で淹れる
そして、自分で調整したくなった時の注意点は次の通り
- 挽き目の目安
・ペーパードリップ: 中挽き
・フレンチプレス: 粗挽き
・エスプレッソ: 極細挽き - コーヒー粉とお湯の比率
基本的な比率:コーヒー1gに対して湯15〜18mlの割合が目安(1:15〜18)
計 算 式 :お湯の量 ÷ 倍率 = 豆の量 - 焙煎度別の湯温
・浅煎りの場合:90〜96℃
・中煎りの場合:86〜92℃
・深煎りの場合:83〜90℃ - 抽出時間の目安
透過式: 2〜3分程度
浸漬式: 3〜4分程度
長々と書いてきましたが、要点だけまとめると大したことはありませんね!
コーヒーを淹れるための基本を押さえれば、初心者でもすぐに美味しいコーヒーを楽しむことができます



これらのポイントを試してみて、毎日のコーヒーをもっと特別な時間にしてみてくださいね!
コーヒーの淹れ方に慣れてきたら、少しアレンジしてみるのも楽しいです
例えば、ミルクやシロップを加えてカフェラテやカプチーノにするのも一つの方法ですし
カルダモンやシナモンなどのスパイスを混ぜても美味しいですよ!
ブラックで飲む方がすごいとか偉いわけでもないので、自分の好みに合わせてコーヒータイムを楽しんでみてください
それでは今回はここまで。長々とお付き合いありがとうございました〜!またね!
コメント